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営農日記

大洲農業高校「なんよBBQソース甲子園」で最優秀賞!

「お店で使われるなんて、まだ実感がわかなくて」
最優秀賞のパネルを前に、照れた笑顔を見せる。

11月6日、愛媛県松野町開かれた「なんよBBQ(バーベキュー)ソース甲子園」。
参加校10校の中から
愛媛県立大洲農業高等学校のチーム「大農BBQ」が、見事「最優秀賞」を受賞した。

同イベントは、愛媛県南予9市町をエリアとした「えひめ南予きずな博」のイベント
「なんよBBQフェスティバルin松野」の中で行われた。
南予地域の高校生が地元食材を活用したオリジナルのバーベキューソースを開発し
その出来栄えを競うもので
地域の活性化や情報発信に繋げることが目的。

同校のメンバーは3年生8名と1年生3名の11名。
大洲産のトマトを100%使用したトマトソースをベースに
2カ月にわたり試作を繰り返した。

こだわりは、コクを出すために加えたチョコレート。
開催地の松野町が特産である「桃」を加えフルーティさをプラスした。

そして、調味料には蕎麦つゆ用の「かえし」を使用している。
同チームの生徒たちは
大洲市内で栽培されている蕎麦で地域活性化を目指そうと
蕎麦打ちを行っている。
蕎麦つゆ用の「かえし」は、醤油、みりん、ザラメ糖を煮て寝かせたもので
「角のないまろやかなソースに仕上がりました」と担当の二宮教諭は話す。

審査は、地域の特色を生かしたソースの出来栄えはもちろん
グリルを使用した食材の焼き具合、提供する際の盛り付けなども対象。
肉はトマトソースと相性が良い鶏のもも肉を選んだ。
「焼き」担当の男子生徒は「今までで最高の焼き具合でした」と笑顔を見せる。
3分間の「プレゼンテーション審査」では1年生3人も活躍。
「たっぷりつけて食べられるソース」というコンセプトと
地域の特産品に扮した大洲のPRも高く評価された。
同校が開発したソースは宇和島市内の飲食店で使われることが決まっている。

来春卒業を控えた3年生は「学校生活はとても楽しかった」と口をそろえる。
「自分たちが作ったものを
『おいしかった』『ありがとう』と言ってもらえるのがすごく嬉しかったんです。
卒業後もそう言ってもらえる仕事がしたいと思いました」
地域の食や人と関わることで手に入れた想いは
確実に後輩へと受け継がれていくだろう。

(後列左から)兵頭くん、東くん、井上くん、二宮さん、西岡さん、金沢さん、二宮先生
(前列左から)片上さん、上田さん、上杉さん、前川さん、玉木さん

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