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たいき探訪記

西大洲地区をたずねて

咲いた、咲いたチュウリップの花が♪
並んだ、並んだ赤、白、黄色♪の歌が聞こえてきそうなフラワーパーク大洲のチュウリップ園。4月上旬、園一面がチュウリップの花達でいっぱいでした。スプリングハズ カム 「春が来た」ですね。
訪れた時はチュウリップ八分咲きといった感じでしたが、赤いチュウリップ・黄色の菜の花・ピンクの桜といった春の花々が見事に咲いており、普段より多めに写真を撮ってしまいました。
今年はチュウリップの開花が例年より遅れたみたいでしたが、園内には多くの来園者がそれぞれにかわいいチュウリップの花々を楽しんでいました。
園内の約6ヘクタールのフラワーエリアでは春は菜の花やチュウリップ、そして秋にはマリーゴールドやコスモスの花が楽しめます。

宇和川地区を訪ねて

茅葺屋根建築で有名な岐阜県白川郷、風情がありますよね。そんな風情を求めて、今回は宇和川にあります三島神社を尋ねてみました。三島神社へはおやぶ温泉に行く山道を上って行きます。
戦国時代の文禄11年(1568年)に土佐の長宗我部の大軍がこの社殿に火を放ち、全焼したため、その後18年後の天正14年に再建され、その後明和5年に建て替えられたものが現在の社殿であると説明書きがありました。
またこの境内には県指定の天然記念物であるイチイガシの大木があります。このイチイガシは周囲8メール・高さ20メートルあり、地上1.5メートルのところで巨大な空洞になっています。近くにある説明書きには、このイチイガシは古い記録によると大宝元年(701年)にはすでに大木になっていたとか・・・701年ということは飛鳥時代。樹齢は1310年ということになります。ほんとにすごいですね。
このイチイガシも社殿の火災時に、その炎のために枯れかけてしまった様ですが、枯れ残りの株より芽を出して皮を包んで成長し、今もなお生き続けています。三島神社の神様に守ってもらっているのでしょうね。わたしもしっかりと参拝してきました。

長浜地区をたずねて

2月から4月頃にかけて国道378号線に沿って、伊予喜多灘駅から伊予長浜駅付近まで道路沿いに菜の花が咲きます。「なのはな街道」と名付けられた、この距離は約7キロ。鮮やかな黄色い花が目に飛び込んできて、とても綺麗です。休日や天気のいい日には記念撮影をする人も度々見かけます。毎年3月には、JR四国が企画する、伊予上灘駅から長浜駅まで約17キロを菜の花を見ながら歩く「しおかぜウォークなのはな大会」も開催されています。
6月頃になると道沿いにはあじさいが咲きます。菜の花の鮮やかな黄色から落ち着いた紫や青、ピンクと様々な色に変わり、道路沿いを彩ります。あじさいの咲くこの道筋は、「あじさいロード」と名付けられています。あじさいといえば、育った土壌の酸性度で、アルカリ性なら赤、酸性なら青い花が咲くといわれますが、これは要因の一つというだけで必ずしも土壌の酸性度によるとは限らないそうです。また、漢字で紫陽花と書くのも、元は別の花に付けた漢字が誤って広まってしまったのだとか。
花の季節に、ぜひ長浜の海岸線を通ってみてください。綺麗な花が目を楽しませてくれます。ただ、運転中に花に見とれていると危ないので、車を止めてじっくり見てくださいね。

五十崎地区を訪ねて

昨年の流行語大賞は「ゲゲゲの〜」になりましたが、ノミネートの言葉に「〜ぜよ」がありました。福山雅治さん主演のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の劇中で使われていた土佐弁の語尾がちょっとした流行になったようです。今回は龍馬が脱藩時に使ったルートで河辺の山伝いから降り、船に乗ったとされる五十崎宿間・亀の甲へ行ってみました。
龍馬の乗船場とされている場所には説明の看板があり、文久二年(1862年)3月24日に土佐を脱藩した坂本龍馬は、26日、大野ヶ原の韮ヶ峠の国境を越え泉ヶ峠に宿泊し、27日(新暦では4月25日)の朝、泉ヶ峠を立ち、耳取峠、石上峠、白岩、弦巻を経て、宿間村についたとのこと。かつてここ宿間村の亀の甲は川舟による交通の要所として栄えていました。ここで道案内の那須俊平と別れて、龍馬と沢村惣之丞は川舟に乗って、小田川、肱川を下り、大洲、長浜を経て、長州を目指します。
この説明書き看板の近くにある竹の谷川橋欄干には龍馬が舟に乗っている姿を模した装飾がありました。
小田川から肱川。そして長浜へ向かう途中で龍馬達は大洲の城下町、現在のおはなはん通りあたりに立ち寄り、お昼を済ませた後、長浜河口へ向かったそうです。大洲・内子・長浜には色々龍馬脱藩ゆかりの場所があり、ちょっと興味をもって、散策してみるのも面白いかもしれませんね。
流行語ではありませんが、1867年11月15日・龍馬の誕生日に、京都近江屋で龍馬は殺害されます。刺客に襲われた時に、刺客が発したとされる「こなくそ!」という言葉は伊予の方言だったと伝えられています。みなさんもたまに使う言葉ではないでしょうか?

説明書き
説明書き

竹の谷川橋欄干
竹の谷川橋欄干

新谷地区を訪ねて

11月下旬。朝晩の冷え込みが厳しくなり、冬を連想するモノが町に色々現れる頃、晩秋の風物詩である紅葉を楽しもうと、愛媛県下でも紅葉の名所である稲荷山公園を訪ねてみました。
稲荷山公園は神南山(標高645メートル)のふもとにある、稲荷神社境内を含めた暖傾斜地帯60アールに、楓が林生する一帯を「紅葉山」として、名勝に指定されている公園です。
神社は、旧新谷藩主の祈願所で、雨乞い・晴れ祈祷・平安祈願がなされ、一般藩民の崇敬も篤く、現在も旧歴の初午の日には天照大神が天の岩戸に隠れた時の神事に由来する「湯釜祭り」が行われております。
林生する楓は「イロハカエデ」で、この時期真紅に紅葉をします。約二百年前、藩主が参勤交代の帰途、京都・高尾の苗木を持ち帰り植え付けたと伝えられています。
11月1日から30日までの一カ月間はもみじまつりの期間ということもあり、訪れた日も多くの方が赤や、オレンジ、黄色にそまった木々を楽しんでいました。
先月号のあとがきに紅葉狩りについて紹介しましたが、「紅葉」が鬼の名前って知ってます?「紅葉」という名の鬼女が、人の心を惑わせる、それは戸隠山に残る伝説から来ているそうですが、鬼女・紅葉を狩るから「紅葉狩り」という説もあるそうで、紅葉の魅惑的な美しさを象徴していますね。このお話は『紅葉狩』という能の謡曲としても有名です。

色鮮やかな稲荷山の楓
色鮮やかな稲荷山の楓

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