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たいき探訪記

大洲市稲積、北只地区を訪ねて

以前から気になっていたのですが、鳥坂トンネルから大洲方面に向けて長い下り坂を下っていると、法定速度の時速を表す数字とは別に3ケタの数字235と書いてある場所が道路上に現れます。
「何の数字だろう?」と走っているとまた同じ様な3ケタの数字が現れます。今度は先程と1番違いで236。また走っていると、237の数字が道路上に現れてきます。皆さんはご存知でしょうか?
なぜこのような番号が付けられているのか?テレビのクイズ番組で、「四国3県(愛媛・高知・徳島)の国道には合計541箇所に描かれた数字がある。災害対策用にと県庁からの距離を示しているが、どのように利用するためのものか」という問題が出題されました。あの謎の数字の事だと思い考えました。
正解は「対空標示」というもので、災害時の道路の被災状況を迅速かつ的確に把握することを目的として、ヘリコプターから視認できるキロ程(国道56号は高知市内からの距離を示すもの)を1キロ毎に車道路面に標示するものであり、交通事故発生等に際しても、通報時に速やかな地点把握や事故処理に役立つものだそうです。
国道56号線には大洲市北只から西予市伊賀上間に17箇所、宇和島市吉田町法花津から南宇和郡愛南町正木間に49箇所の計76箇所に標示してあるそうです。
四国は台風常襲地帯であり、毎年のように豪雨による洪水や土砂災害に見舞われています。また、これまで四国を襲ってきた東南海・南海地震の発生確率も確実に高くなっています。運転中に土地勘の無い場所で、もしも土砂災害等に遭遇した場合は、この数字を伝えると緊急機関(警察や消防等)に場所が分かるシステムになっているので雑学として覚えておくと便利ですね。

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