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たいき探訪記

内子町を訪ねて

鏝絵ってみなさんご存知でしょうか?余り馴染みのない漢字でなかなか読めないかもしれませんね。「こてえ」と読むのですが、左官さんが壁を塗るこてで絵を描いたもので、漆喰装飾の一技法です。そんな漆喰装飾でも有名な内子町八日市護国の町並みにある本芳我邸を今回は訪れました。
本芳我邸は町一番の豪商だった芳我一族の屋敷で木蝋が最盛期だった明治の末頃には大阪や神戸の商人もたくさん内子町を訪れており、海外にも木蝋を輸出されていたようです。本芳我邸は、芳我弥三右衛門の屋敷で、明治17年に建てられました。主屋の左側に土蔵、右側に庭園があります。主屋は二階建てで、白と黒の漆喰塗りで、一部ナマコ壁、二階の出格子の周りは白漆喰で固められています。国の重要文化財に指定されている建物です。
この邸宅と土蔵の壁面や懸魚(げぎょ)に見事な鏝絵が施されています。まず土蔵の懸魚に朝日と鶴の鏝絵。 主屋の壁面には亀や鶴。そして懸魚にはお庭側が鶴、土蔵側に龍がそれぞれ装飾されています。
絵柄に選ばれる題材にはそれぞれ意味があるようで、鶴や亀は長寿の象徴として、龍は水の神様として火事除けのシンボルとして描かれることが多いようです。

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