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営農日記

天敵防除の実証試験スタート>>有効性を調査し 実用化を検討

JA愛媛たいき管内は、県内有数のイチゴの産地です。
品質低下や収量減少の原因となるハダニ対策として
今年度、愛媛県と連携し、天敵導入によるハダニ防除の実証試験を行っています。
定期的にデータを収集して有効性を調査し
実用化への検討を進めていきます。

実証圃場は、農業生産法人(株)Pi-Nokyoたいきの7.2aのハウス。
11月21日に、JAや愛媛県、防除所、製剤メーカーの協力のもと
ハダニを捕食する
「ミヤコカブリダニ」、「チリカブリダニ」の
2つの天敵を組み合わせ圃場に散布しました。
例年、発生が多くみられる時期は1月中旬。
ハダニは、イチゴの葉を吸汁して苗を弱らせるうえに
薬剤への抵抗性が高いため、大量発生すると防除は困難を極めます。
そこで、ハダニを捕食する天敵を圃場に定着させることで
ハダニの極端な増殖を抑えよう!という狙い。
薬剤の散布回数を減らすことができれば
労力軽減はもちろん、環境に配慮した栽培にも繋がります。

イチゴ栽培の後半は、他の品目の栽培時期と重なり、労力分散が余儀なくされます。
今後は2週間に一回調査を行い、課題等を洗い出しながらデータを収集します。
「(天敵が)効果的に作用すれば
薬剤散布の労力を、他の作業に回すことができる。
イチゴの品質も最後まで安定するはず」と担当者は期待します。

 

 

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