JA,愛媛,農業協同組合,大洲,JA愛媛たいき,JA共済,農業,金融,加工,貯金ならJA愛媛たいきへ

大
中
小
文字サイズ:
  1. ホーム>
  2. たいき探訪記

たいき探訪記

大洲少彦名神社を訪ねて

 今回は菅田地区にある大洲少彦名神社を訪れました。道路沿いに見える鳥居をくぐると、紅葉した木々に囲まれ真っ直ぐにのびる参道は、色づいた落葉が敷き詰められていてとても綺麗です。続く石段をしばらく登ると、少彦名神社の拝殿が見えてきます。右手には絵馬が並び、正面には参拝に来られた方が俳句や短歌などを投函する投稿箱も置かれていました。
 少彦名の命は、以前に探訪記で壺神神社を紹介した時に触れましたが、医薬の神様として知られており、愛媛では大国主の命と共に道後温泉を発見した後、大洲の地にたどり着いたとされています。そして、ここには少彦名の命溺死伝説が残っています。一寸法師のモデルともいわれている少彦名の命は、身体がとても小さい神様とされています。大国主の命と共に大洲を訪れ肱川を渡ろうとした際、少彦名の命は深みにはまり溺れてしまいました。この土地の人々が亡骸を見つけ、丁重に葬り御陵を設けてお祭りしたのが、大洲少彦名神社であるといわれています。少彦名の命の伝説は様々あり、命の神体を祀るところは全国に数多くありますが、終焉の地を祀るところは珍しいそうです。
 医業・薬業・農業・建設業などの守護神とされており、大洲少彦名神社では春と秋には大祭が開かれています。

参道
参道

少彦名神社拝殿
少彦名神社拝殿

壺神神社を訪ねて

 今回は大洲市と伊予市にまたがる標高971mの壺神山、そして壺神神社を紹介します。
 壺神神社へ行くには、田処や八多喜地区などからも行けますが、今回は白滝地区から神社に向かうことにしました。JRいよ白滝駅近くの戒川方面の看板を目印に、車で40分ほど登ると、壺神神社に到着します。途中にある、数年前に戒川小学校の児童が作った戒川マップの看板を正面に、右へ進むと壺神神社、左へ進むと壺神山の山頂です。分かれ道には、木の看板が進行方向を示してくれています。
 壺神神社は、昭和60年に落慶しました。神社には、壺が祭られており、鳥居建立と壺神山開発に尽力された方の記念碑もありました。神社の中には壺神神社の由来が紹介されていました。大地・耕地を守護し農耕に豊作をもたらす神、また縁結びの神としても知られる大国主の神と、病気・災害を払う神と言われる少彦名の命とが、諸国行脚の道中に、壺神山からの素晴らしい眺望に気を取られ、持っていた薬壺を置き忘れてしまいました。その後、この地の住民に悪病が蔓延した際、この置き忘れた薬壺の薬で大難を逃れることができ、多くの人が救われたと言われます。このことから、この地に二神を祭り、地元や周辺地域の人々の信仰を集めて、壺神神社の由来にもなっているそうです。

壺神神社
壺神神社

祀られている壺
祀られている壺

大洲のいもたきを訪ねて

 伊予の小京都「おおず」の中央を蛇行する肱川は、大洲の町に多くの恵みを与えてくれます。肥沃な土地、豊かな水量、天然が作り出す河原。この恵まれた環境の中で生まれて育てられたのが、大洲の秋の味覚でもある「いもたき」です。「いもたき」は、江戸時代の各地域の親睦行事「お籠り(おこもり)」を起源としており、昭和41年に観光事業化し、「元祖 大洲のいもたき」として全国的にも有名です。いもたきは、8月下旬の初煮会を始まりとして、10月下旬まで肱川の河原で行われます。最盛期は中秋の名月頃で、数千人の賑わいを見せます。
 初煮会は、文字通り「いもたき」の始まりを告げるイベント。毎年8月の最後の金曜日(今年は8月28日)に開かれ、今年で18回目となります。初煮会では、大鍋で煮込まれたいもたき1500食を無料配布する予定です。
 初煮会で無料配布されるいもたきを料理するのは地元の主婦で構成されるグループ「旬を愛する会」。鶏がらを3時間煮込んだ出汁、サトイモを始めとして全て大洲産の食材を使用しています。会の代表を務める白石成子さんは「上質な大洲産サトイモと河川敷からの風景を一緒に味わうことのできる素晴らしい文化。今年も多くの人に味わっていただきたい」と話されました。初煮会は8月28日(金)緑地公園河原にて。ご家族、ご友人と秋の味覚「大洲のいもたき」を味わってみませんか。無料ですよ。

最盛期には数千人の賑わいを見せる緑地公園河原
最盛期には数千人の賑わいを見せる緑地公園河原

昨年の初煮会でも1500食を無料配布
昨年の初煮会でも1500食を無料配布

大瀬地区を訪ねて

 今回は内子町大瀬地区を訪れました。国道379号線から241号線に入り、しばらく車を走らせると、左手に程内観光案内図、その頭上に観音様の像が見えてきます。道路を見おろす、柔らかな表情が印象的なこの像は、ぼけ封じ観音です。
 また、滝へと続く道の入り口には、手作りの人形があります。この人形は、後ろに流れる谷川からひいた水で小さい水車が回り、この水の力でドジョウすくいの動きをする、からくり人形です。
 からくり人形の所から続く道を、300メートルほど歩いて登ると、滝に到着します。夫婦滝という名前のこの滝は二つの滝が並んでいます。滝に続く小さな橋の袂へまっすぐに流れ落ちている滝が雌滝で、奥に位置する、曲がりくねっているのが雄滝です。雄滝と雌滝が逆になっているのが一般的らしく、めずらしい滝だそうです。夏でも涼しく、美しい流れを見せてくれます。
 からくり人形の小屋の柱や梁には、俳句や短歌が短冊に書かれて飾られていました。この場所を訪れた人達が詠んで飾っているようです。自然豊かな景色と流れる水の音を聞いていると、あなたも一句詠みたくなるかもしれません。

からくり人形
からくり人形

夫婦滝 雄滝
夫婦滝 雄滝

大川地区を訪ねて

 GW(ゴールデンウィーク)で日本全国が賑わう5月3日、大川地区で新たなイベントが誕生しました。「大川鯉のぼり川渡しイベント」です。鯉のぼりの川渡しは、地元の子どもたちの健やかな成長と地域の活性化を図ろうと大川自治振興会と大川公民館が主催で昨年より行っているもの。より多くの人に知ってもらおうと今年初めてイベントを開催することとなったそうです。
会場には、170メートルの川幅いっぱいに約100匹の鯉のぼりが並び、春風に吹かれ泳ぎ、その下ではJA青壮年部の野菜販売、内子高等学校による和太鼓演奏など各種イベントが行われました。
 また、肱川漁協の協力を仰いで、親子での稚鮎放流体験も実施。約2万匹の稚鮎が子どもたちの手によって放流され、参加した子どもは「大きくなって帰ってきてね」と笑顔を見せていました。
 鯉のぼりの川渡しは4月29日〜5月11日まで行われました。通りすがりに肱川の上を泳ぐ鯉のぼりを見られた方もいるのではないでしょうか。また、会場で開かれたフォトコンテストの展示会は、JA愛媛たいき大川支所にて6月末より開催される予定です。今年見逃した方は来年まで待つか、大川支所にて写真で楽しんでみてください。

170メートルの川幅に約100匹の鯉のぼり
170メートルの川幅に約100匹の鯉のぼり

JA青壮年部大川支部による野菜販売
JA青壮年部大川支部による野菜販売

ページトップへ