長浜地区をたずねて
2月から4月頃にかけて国道378号線に沿って、伊予喜多灘駅から伊予長浜駅付近まで道路沿いに菜の花が咲きます。「なのはな街道」と名付けられた、この距離は約7キロ。鮮やかな黄色い花が目に飛び込んできて、とても綺麗です。休日や天気のいい日には記念撮影をする人も度々見かけます。毎年3月には、JR四国が企画する、伊予上灘駅から長浜駅まで約17キロを菜の花を見ながら歩く「しおかぜウォークなのはな大会」も開催されています。
6月頃になると道沿いにはあじさいが咲きます。菜の花の鮮やかな黄色から落ち着いた紫や青、ピンクと様々な色に変わり、道路沿いを彩ります。あじさいの咲くこの道筋は、「あじさいロード」と名付けられています。あじさいといえば、育った土壌の酸性度で、アルカリ性なら赤、酸性なら青い花が咲くといわれますが、これは要因の一つというだけで必ずしも土壌の酸性度によるとは限らないそうです。また、漢字で紫陽花と書くのも、元は別の花に付けた漢字が誤って広まってしまったのだとか。
花の季節に、ぜひ長浜の海岸線を通ってみてください。綺麗な花が目を楽しませてくれます。ただ、運転中に花に見とれていると危ないので、車を止めてじっくり見てくださいね。