内子駅を訪ねて
かの有名なフランスの格付ガイドブック、ミシュランガイドの観光地部門において1つ星を獲得した内子町(県内では道後・松山城が2つ星、石手寺と内子町が1つ星)。多くの外国人が訪れるようになり、その玄関口となっている内子駅を訪れました。
内子駅は大正9年に開駅。伊予大洲駅とを結ぶ内子線は内子町の繁栄に大きく貢献してきました。その後、町民の長年の願いであった内子町と伊予市を結ぶ内子線が開通。内子の鉄道輸送を大きく変えることになりました。利用者が増えたことで昭和61年には新内子駅を開駅し、特急列車の止まる駅として現在まで利用されています。
内子駅前広場には、蒸気機関車が展示されています。この機関車は「シーコロ」という愛称で呼ばれ、昭和45年頃内子線を走っていた最後の蒸気機関車だそうです。町内や小田川流域で生産される木炭や木材を運び、町民に愛されたこの機関車の在りし日の姿を、後世に伝えるために保存しているそうです。
また、内子駅ではレンタサイクルすることができ、スタンプラリーなど楽しい要素を組み入れた散策ができるようになっています。内子町の歴史ある町並みをゆっくり、のんびりと自転車で散策してみてはいかがですか?
白壁と瓦を使った内子駅
「シーコロ」と呼ばれ愛された蒸気機関車