大瀬地区を訪ねて
今回は内子町大瀬地区を訪れました。国道379号線から241号線に入り、しばらく車を走らせると、左手に程内観光案内図、その頭上に観音様の像が見えてきます。道路を見おろす、柔らかな表情が印象的なこの像は、ぼけ封じ観音です。
また、滝へと続く道の入り口には、手作りの人形があります。この人形は、後ろに流れる谷川からひいた水で小さい水車が回り、この水の力でドジョウすくいの動きをする、からくり人形です。
からくり人形の所から続く道を、300メートルほど歩いて登ると、滝に到着します。夫婦滝という名前のこの滝は二つの滝が並んでいます。滝に続く小さな橋の袂へまっすぐに流れ落ちている滝が雌滝で、奥に位置する、曲がりくねっているのが雄滝です。雄滝と雌滝が逆になっているのが一般的らしく、めずらしい滝だそうです。夏でも涼しく、美しい流れを見せてくれます。
からくり人形の小屋の柱や梁には、俳句や短歌が短冊に書かれて飾られていました。この場所を訪れた人達が詠んで飾っているようです。自然豊かな景色と流れる水の音を聞いていると、あなたも一句詠みたくなるかもしれません。
からくり人形
夫婦滝 雄滝