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いきいきレポート

大洲市戒川地区   城本誠一さん・豊子さん

2013年08月30日

「景観の保存と地域おこし」表紙

 たいき管内で有名な棚田といえば五十崎地区の泉谷棚田を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 しかし、まだ知られていない棚田の絶景ポイントがたいき管内にはあります。そこは、標高400mを越える大洲市戒川地区にある樫谷棚田。知る人ぞ知る、とてもきれいな棚田です。今月は、そんな棚田でお米を栽培されている城本さんご夫婦を訪ねました。

 農業をはじめたのは5年前。就農する前までは電気関係の仕事をされていた誠一さんは、会社を退職したことをきっかけに、生まれ故郷である戒川地区へ戻ってこられました。
 誠一さんが就農してはじめに行ったのは、田んぼにトラクターなどの機械が通る作業道を作ったことだそうです。これにより、作業効率が上がり、安全に作業を行うことができるようになりました。「でも、写真家の方には棚田にコンクリートの道を作っちゃいかんよと言われた」と笑って話されました。P2写真2

 実際に現在の作業を見せて頂くと、豊子さんが田んぼの畦に置かれた乾燥した雑草を稲の間に入れていました。これは、まだ化学肥料がなかった時代に田んぼの追肥としてやっていたことだと親から教わり、今では減化学肥料を目的に使用しているそうです。化学肥料が主流となった現代では見られない昔ながらの智恵がしっかりと守られていました。

 

 これから挑戦していきたいことをお聞きすると、「昔から続く米産地として、この景観を保っていきたい」と誠一さんは意気込みます。戒川地区では主に6戸の農家が米作りをしていますが、高齢化が進み田んぼの世話をする人が少なくなってきているそうです。その一方で、田植え時期や稲刈りの時期などは県内外からたくさんの方がこの景観を見に訪れ、年々その人数は増えてきているそうです。「この景観を守り、訪れた方に懐かしんで頂ける、また来たいと思って頂けるような地域にしたい」と話されました。P2写真1

 9月頃から稲刈りが始まる予定です。その頃に、一度棚田を訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 取材を行った際に、生まれたばかりのお孫さんを見せて頂きました。7月3日に生まれたそうです。城本さんご夫婦は「孫の為にも頑張らないとな」と笑顔。おめでとうございます!

P2

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