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いきいきレポート

大洲市五郎  井上憲一さん・真由美さん 井上亮太さん・彩香さん  「狙い節」

2013年06月25日

肱川流域の肥沃な土壌と大洲盆地特有の気候が合い、大洲市五郎地区では、夏野菜を代表するスイカの生産が盛んに行われています。今月は、夏に大人気のスイカを2世代で栽培されている井上憲一さん真由美さんご夫婦、長男・亮太さん彩香さんご夫婦を訪ねました。

憲一さん×スイカ

スイカ栽培で大変なことをお伺いすると、スイカは狙い節(17~18節目)というのがあり、そこに花を咲かせるのが難しい。雨が続いたり、朝の気温が低いと思いどおりに花がついてくれない」と話されました。スイカは着果させる節位が低いと変形した果実になりやすく、良い果実を育てるためには15節目以降に結実させなければならないそうです。その中でも、憲一さんの狙い節は17~18節目。スイカ栽培へかける憲一さんのこだわりがそこにありました。
スイカ栽培のおもしろいところをお伺いすると、「狙い節に花を咲かせるのが難しい。だからこそ、天候に恵まれ、思いどおり狙い節に花が咲くと、おもしろいんだ」と大きくなったスイカを見せて頂きました。
「難しいからこそおもしろい」憲一さんの言葉の中に農業への想いやそこにかけてきたこれまでの物語を感じます。

 

表紙紹介親子でつなぐ農の風景

 3年前から長男・亮太さんも加わり2世代で農業を営み始められた井上さんご一家。「農業を経営していくことは簡単なことではないので不安なことはあります。でも、農業は体力勝負。元気で農業を営んでくれたら、嬉しい。」と、憲一さんは亮太さんに期待しています。亮太さんも「いつか両親が農業から離れた時に自分できちんと経営ができるように頑張りたい」と意気込みを語りました。最後に、今後挑戦していきたいことをお伺いすると、「面積拡大を図り、父と子で農業経営を確立していきたい」と力を込められていました。今では数少ない「親子でつなぐ農の風景」が井上さんご一家にはありました。亮太さんの挑戦は始まったばかり。これから地域農業の担い手として、頑張っていただきたいと思います。

今年のスイカは雨が少なく寒暖の差が大きかったため、少し小ぶりですが例年よりも甘いスイカができたそうです。井上さんご一家が栽培されたスイカは、愛媛たいきスイカ部会より愛媛たいき農協独自ブランド「エコラブスイカ」としてたいき産直市「愛たい菜」等での販売を行っております。ぜひ、お買い求めください。

 

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