内子町五十崎 中岡一将さん 「基本をしっかり身につけ品質の良い野菜作りをする」
2013年06月08日
11月下旬、今年もクリスマスケーキのパンフレットを見ながら、ケーキの注文を思案する時期になりました。チョコレートタイプのものより、やはり生クリームタイプのケーキに目がいってしまいます。白いクリームの上に乗っている赤いイチゴがとても美味しそうに写っています。今回は五十崎池窪地区でイチゴ栽培をされている中岡一将さんを訪れました。
一将さんは23aのハウスでイチゴを栽培し、その他にもきゅうり40a、エンドウ豆20a、モロッコインゲン20a、水稲50a等の野菜を栽培されています。
就農されて4年目になる一将さんは、大学卒業後サラリーマン経験をされ、その後家業である農業を継ぎました。農業の面白さをお聞きすると「農業は自分で考えやりたいことができる。やりがいのある魅力的な仕事です」と話されました。現在はこれからシーズンになっていくイチゴ栽培で忙しく、温度管理が特に大切なイチゴ栽培ではハウスを2重張りにして一定の温度を保てるようしているのですが、色付きを良くする為に太陽の光が十分に必要となるので、雨の日を除いては2重張りにしている内側のハウスを開けてやり、多くの光を取り込むようにしています。標高が高い池窪地区ですが、この時期は朝方霧が立ち込み、なかなか太陽の光が差し込んで来ないそうです。
一将さんのハウスには二酸化炭素を発生させる装置が取り付けられており、朝と夕にハウス内の二酸化炭素の濃度をあげてやり、株を元気にさせ実を太らせる工夫もされております。
農業をやっていて大変な事をお聞きすると「農業は天候に大きく左右される仕事なので、良い時もあれば悪い時もあり、毎年毎年が大変です」と話されました。今年は9月のイチゴ苗の定植時期に台風の影響で苗付けができなかったので生育的に若干遅れ気味だそうです。
ご趣味などありますか?とお聞きすると映画館で見る映画鑑賞だそうです。洋画より邦画が好きとのことで、最近みた映画のお勧めは「テルマエロマエ」。面白い映画だそうです。
これから挑戦してみたいことをお聞きすると「野菜作りの基本をしっかり身につけ、品質のより良い安全・安心な野菜を作ること」だそうです。地域農業を支える後継者の一人として今後のさらなる活躍に期待しております。