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たいき探訪記

内子地区を訪ねて

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かつて内子の経済的繁栄を支えた木蝋生産を営んだ商家の上芳我邸が昨年の4月より「木蝋資料館・上芳我邸」としてリニューアルオープンし一般に公開されています。内子の木蝋生産は明治から大正にかけて製蝋業者数23軒を数え、最も盛んだった時期には国内最大の生産量を誇っており海外にも輸出されていたそうです。敷地、木蝋生産施設などを当時の格好で残しているのは全国でも上芳我家だけだそうで、貴著な産業・文化遺産です。
上芳我邸の資料館は、有料ゾーンと無料ゾーンに分かれており、有料ゾーンは邸宅部と木蝋資料展示棟で構成され、無料ゾーンは中庭にある製蝋施設・設備などの展示スペースです。
無料ゾーンに展示してある蝋搾り小屋で蝋のできるまでの工程を知る事ができます。ハゼの実を生蝋に変える作業ですが、①ハゼの実を砕いて粉にする作業、②その粉を蒸す作業、③蒸した粉を絞る作業、これらの作業は、独立した部屋でそれぞれ行われており、それぞれの作業場は①「こなし場」②「鎌場」③「搾り場」とよばれ「搾り場」では実際に作業でるようになっています。
蝋縛り小屋で生蝋を生成した後、漂白作業をして白いさらし蝋となります。本芳我家初代、弥三右衛門によりさらしの技術「伊予式蝋花箱晒法(いよしきろうばなはこさらしほう)」が開発され、作業の効率化・均一化、それにより品質が向上し巨万の富を築くこととなっていったそうです。

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